地方独立行政法人 北海道立総合研究機構
(林産試験場)

掲載日 : 平成30年8月6日
ステータス : 募集中 UIJターン歓迎 


北海道に暮らす人々のために様々な研究を行なう組織、北海道立総合研究機構。旭川市にある林産試験場では、北海道の木材を活用し、循環利用に繋げていく研究に注力しています。

木材の価値を見い出し、循環利用に繋げていく

北海道立総合研究機構(以下、道総研)とは、北海道に暮らす人々の生活を豊かなものにするために、農業・水産・森林・工業・建築などの幅広い産業分野の研究を行なっている組織です。北海道内に22の試験場があり、林産試験場もその内の1つで、木材の研究を行なっている研究所です。“林業”と“林産”は区別されていて、同じ道総研の森林研究本部の中に林業試験場という研究所もあり、そこでは「木をどう育てるか」の研究を行なっていますが、当施設では「育った木をどう活用していくか」という研究をしているのです。

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北海道に育ったあらゆる木材が研究対象になり得ますが、近年の研究は、道内の人工林のほとんどを占め、近く伐採期のピークを迎えるトドマツ・カラマツという樹種の活用法が中心となっています。これらの樹木は戦後まもなく大量に植林されたものですが、時代が変わり炭鉱や杭丸太などで活用されなくなったこともあり、伐採・利用とそれに続く植林は減少し、当時と比べると現在の植林面積は10分の1程度です。この大量の木材を有効活用し価値を見い出す事、そしてそこから利益が生み出され、ひいては植林や山林の整備が進むよう、循環利用に繋げていく事が非常に重要視されている部分であり、林産試験場の使命でもあります。

日本の森林の5分の1が、北海道にある

当施設には大きく分けて3種類の職種があり、60名の研究職員、10名の研究支援職員、16名の事務職員が勤めています。全国的に見ても、これだけの敷地、職員数を有する木材の研究所は珍しく、国立の研究所ひとつを除いては当施設くらいです。建築物に使う素材はサイズが大きいので、大学でも実物と同じサイズでの実験は難しいですが、当施設ではそれも可能です。
国内の約5分の1以上の森林を有する北海道で、そこから生産される木材の8割が人工林材だという事実からも、その利活用法を研究する事の重要性を感じていただけるかと思います。

現在はその収益性や北海道が定めた目標から、住宅などの建築物の材料として利用してもらうための研究が大きなテーマとなっています。例えば、北海道の人が家を建てる際に使われる木材の内、5割以上はヨーロッパ等から輸入した木材で、道産材の利用はたった2割だというデータがあります。これだけ北海道に森林があるにも関わずカラマツが使われて来なかった理由に“曲がりやすい”“割れやすい”といった欠点がありました。それらを解消する乾燥技術「コアドライ」も、当施設の研究成果の1つです。

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研究職員と支援職員のチームプレー

研究職員が様々な研究を進めていくにあたり、研究内容に合わせて、丸太を製材したり、木材を加工し製品サンプルを作ったり、それらを補助する金属治具を作ったりするのが研究支援職員です。正確な実験・検証を行うためには、各工程で製材・木工職人などの専門の知識・技術が不可欠ですから、“支援”という言葉の響き以上に当施設の研究にとって重要な役割を担っています。研究の末に優れた素材を生み出す事が出来ても、使ってもらえなければ意味がありません。それを使って最終的にどんな魅力的な製品を作ることが出来るのかを、未来の利用者にイメージしていただくためにも、研究支援職員の力が必要です。実際に家具を作り上げてもらう事もありますし、展示会用のブースを作ってもらう事もあります。また、その過程で加工の課題などを研究職員へフィードバックしていく事も、実用化に向けた重要な仕事です。
北海道から派遣されている事務職員と法人で採用した研究職員・研究支援職員が混在している、ちょっと特殊な職場ですが、研究支援職員も研究職員と同様に、北海道職員とほぼ同じ待遇で働いています。

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失敗が当たり前の世界で、前向きに

—どの様な人材を求めていますか?

職員の高齢化もあり、若い年代の方にこれまで培った技術を継承していきたいという狙いがあり、非常に重要な採用と捉えています。性格的には、協調性があって前向きな方に向いていると思います。なにせ研究・実験ですから全てが手探りで、描いたストーリー通り綺麗に進む事はまずあり得えません。10回やって9回失敗するのが当たり前の世界で、その都度落ち込んだりせずに気持ちを切り替え、一緒にチャレンジしていける方に来て頂けたら嬉しいですね。
当施設には金属加工室もあり、実験に必要な治具を自前で研究支援職員に作ってもらう事もありますので、機械加工・金属プレス加工・鉄工及び金型製作の技術で活躍している方もいます。また、巨大な丸太を製材所に運ぶ重機の運転もありますので、必須では無いですが大型特殊自動車免許を持っている方も助かりますね。

—どんな所にやりがいが感じられる仕事でしょうか?

日々の作業内容としては製材・木工職人の内容に近く、魅力的な製品を考え、仕上げる喜びや、まだ世に出ていない材料を扱える面白味もあると思います。金属加工室ではそれらの実験や製品づくりを補佐するうえで難しい相談を受けることも少なくないですが、クリエイティブな技術者にとって刺激的な職場だと言えます。どちらにしても、自分が開発に関わった素材が実用化され、実際に建築物に使用されている様を見られる事は嬉しいですね。
当施設の研究成果は日常生活の中で目にすることはあっても、一般の方にはあまり知られていないかもしれません。しかしながら、今後も北海道の資源を有効活用し、“木材利用の未来を創る”研究をしているという自負は大きなモチベーションになってくるのではないでしょうか。ひいては北海道民の生活の質を上げることに繋がる、重要な仕事なんです。

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柔軟な対応が不可欠

—研究支援職員の岡安孝弘さんにもお話を伺いました。

以前はモダンな仏壇を作る仕事をしていたのですが、ご縁があって平成27年にこちらに採用していただきました。前職は作る事ばかりで、もう少し人と話したりチームワークを意識しながら仕事がしたいと思うようになったのが転職のきっかけでしたが、そこは実際入ってみて希望通りでしたね。常に研究職員と一緒にモノづくりをしていく感覚で、コミュニケーション無しには成り立たない仕事です。手先の器用さは特に必要ないと思います。私自身、あまり器用な方では無いので(笑)。

単純計算して1人の研究支援職員が約6人の研究職員の研究を担当する事になり、それぞれ研究内容も異なりますから、柔軟な姿勢が求められます。例えば研究職員から渡された図面をその場で調整したり、加工現場の専門家として訂正を求めるなど、状況に合わせて対応していくことが大切です。

実験は失敗して当たり前ですが、“どう失敗したか”という実験結果自体も重要なので正確なデータが取れないと意味がありません。また、実験材料は、変形してしまった木や時間をかけて特殊な条件にした木など、替わりが手に入りにくい木材を一発勝負で加工するなど、失敗が許されないケースもあります。だからこそ研究職員と作業計画について入念に話し合いながら業務に当たることが重要なんです。

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成功の喜びを共有できる

—「やってて良かった」と思うのは、どんな時ですか?

やっぱり研究や実験の成果が見えてきた時の達成感は格別で、本当にやる気が沸いてきます。中には5年・10年かけて取り組んできた研究もありますからね。そして何より、チームで仕事をしているので、一緒にその喜びを共有できるのが良いんですよ。

—これから迎える後輩にメッセージをお願い致します。

あせらずゆっくり自然体で、自分なりの仕事のやり方を見つけていって欲しいですね。そのための時間を作れる職場ですよ。皆さん嫌な顔ひとつせず親切に仕事を教えてくれますから、経験値に自信がない方も心配せず、やる気ひとつでご応募ください。また、見学も時期を問わず随時受け付けていますので、気軽にお問い合わせください。
若い力で一緒に林産試験場を盛り上げて行きましょう!

企業概要

企業名 地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 (道総研)(ちほうどくりつぎょうせいほうじん ほっかいどうりつそうごうけんきゅうきこう (どうそうけん))
所在地 本社所在地:〒060-0819 札幌市北区北19条11丁目
電話番号 011-747-0200
FAX 011-747-0211
メールアドレス rinsan-ext@ml.hro.or.jp
ホームページ https://www.hro.or.jp/
ホームページ (2) http://www.hro.or.jp/hro/recruit/recruit/
創業 2010年
従業員数 1,180名
業種 地方独立行政法人
事業内容 試験研究機関
本社・支社等情報 旭川市内事業所情報: 林産試験場
旭川市西神楽1線10号
TEL:0166-75-4233

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