募集休止中

有限会社ヤマガミスクリーン印刷

掲載日 : 平成29年6月21日
募集職種 : 制作業務全般
ステータス : 募集休止中 


昔ながらのスクリーン印刷事業の他、新規事業を軌道に乗せる事に成功したヤマガミスクリーン印刷。柔軟な発想で環境づくりや勤務体制においてもチャレンジしている最中です。

祖父の代から受け継いだ技術と業界の現況

—代表取締役社長の山上雄司さんにお話を伺いました。

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シルクスクリーン印刷とは、文字通り枠に網状の繊維を張って印刷部分以外を隠し、ゴムベラを使って印刷物にインクを転移する印刷方法です。 一般的な印刷との違いは、例えばプリンターに入らない厚みのある完成品にも、ある程度の平面さえあれば印刷できる点で、様々な材質に対応できるその特性から、贈答品の名入れなどに重宝されてきたのです。加えて型代も抑えられ小ロットの生産に対応し易い点もスクリーン印刷の特徴です。
現在スタッフは私含めて11名。工場は3名の社員とシフト制のパート4名で仕事を担当しています。

私の祖父が札幌で働いて身に着けたシルクスクリーンの技術を活かして旭川で開業した当初は、交通安全の旗を印刷する仕事がメインでした。当時は道北では弊社のみで、かなりのシェアだったと聞いています。
やがて機械化の波はこの業界にも押し寄せ、あらゆる分野でプリンターが主力となりました。例えば建築物を覆うような大きなビニールに印刷する事も、昔はスクリーン印刷の専売特許でしたが、大型のフルカラーインクジェット印刷機の登場で自動印刷が可能になりました。以前はライターやタオルなどの贈答品・販促品の名入れの注文も多かったのですが、10年くらい前から一切無くなりましたね。時代の流れの中で、スクリーン印刷業者の多くはプリンターを取り入れました。逆に言えば現在まで続いているシルクスクリーンの業者のほとんどが、プリンターを導入した会社です。

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新規事業の開拓

そんな中で弊社も生き残りをかけて新しい仕事の可能性を模索し、平成25年に同じ旭川市内の染工場さんから技術を教わった上で提携させていただき、染めの仕事を受けられるようになりました。これは顔料捺染という技術で手ぬぐいなどを作る仕事で、シルクスクリーンとは分野の違う仕事を始めたという事になりますね。仕事に幅を持たせたかった弊社にとって、これは非常に大きな事です。おかげさまで今では全体の売り上げの約4割を占める程になりました。
一方で、なんとか並行してシルクスクリーンの技術を絶やさずに繋いでいきたいという思いもあります。
春から秋のお祭り時期に向けては、Tシャツなどのオリジナルウェアの印刷業務が大きなウェイトを占めます。広告代理店さんから印刷のみの依頼を頂いたり、幼稚園や学校から直接、クラブ活動や学校祭で着るためのウェアのご注文を頂くこともあり、その場合は無地のTシャツの手配やデザインまで弊社で行ないます。Tシャツに印刷できるプリンターも存在しますが、最近増えてきたドライ生地にはシルクスクリーンでないと印刷出来ませんし、コストの面から見てもまだシルクスクリーンにもアドバンテージが残っている分野と言えますね。

—具体的に工場ではどんな作業をしているのですか?

大きく分けて、型を作る製版業務、染色・印刷する印刷業務があります。各工程に機械操作は絡みますがデジタルなものではなく、基本的に手作業が多いです。技術が必要な仕事ですが、しっかりと手順を覚えていけば大丈夫です。体を使う仕事ですから体力があるに越したことはないですが、力仕事はほとんどありません。パートも皆さん女性ですしね。

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様々な「働き方」の可能性

今、弊社に合う新しい勤務体制を模索しているところです。例えばお客様のスケッチからデザインを起こす仕事なども私がやっているのですが、繁忙期には手が追い付かなくなる事もあります。例えばそういったデザインの技術を持っている方が子育ての時期にあったとして、お子さんが保育園に行っている10時から2時くらいの間だけ工場で働き、その後は在宅で原稿づくりの仕事をしてもらったり、そんな働き方が可能ではないかと思っています。そのためには工場の一日の仕事量のピークを、人が集まりやすい時間帯に調整するなどの環境づくりにおける新しいチャレンジが必要ですが、安定した人材確保のために、これから色々と試していこうと考えています。
もちろん会社にプラスになるイメージができれば、状況に応じて正社員の雇用も検討します。

—どんな方と働きたいですか?

性格的には明るく前向きな方であれば良いと思います。必要以上にプレッシャーを感じず、思い切りよくできる方に向いているかもしれませんね。特にシルクスクリーンは、印刷する対象の素材や形がその時々によって違いますので、その都度自分で工夫が必要なんです。初めてのケースに対して「やった事がないので出来ません」と言う人よりも、面白がって「やってみます」と言ってくれる人と働きたいです。

ここ数年で仕事内容にも変化があり、スタッフは戸惑いもあったと思いますが、本当によくついてきてくれていると思います。最近はスタッフを誘って講演会やセミナーなどに行く事もありますが、やはり行く前とその後では言動に良い変化があるんです。こうした課外活動は決して強要しませんが「社長に誘われたし、行ってみようか」と、自発的じゃなくても軽い気持ちで乗ってきてくれたら嬉しいですね。

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明るく前向きな集団でありたい

—UIJターンの人材についてはどうお考えですか?

私自身、大学卒業後は本州の百貨店で働いていたUターン組で、だからという訳ではないですが、そんな人が1人いてくれたら良いなと思います。発想力は大事ですが、色々な環境を経験する事で生まれる力かもしれません。人間、自分の事はわからなくても他人の事に気付けたりするものですよね。外側からの視点を取り入れる事は会社にとってプラスになると思いますし、新しい商品や事業を生み出すきっかけになってくれる事を期待します。

—これから向かえる方にメッセージをお願いします。

私の思う理想的な会社の状態とは、従業員をはじめとする弊社に関わる方々が心豊かでいられる事で、それ以上は無いと思います。仕事も楽しく私生活も充実している、そんな環境を一緒に作り維持していくという気持ちを持って一緒に楽しく働きませんか?
明るく前向きな集団でいられたら、自ずと成果は出てくるものだと信じています。

企業概要

企業名 有限会社ヤマガミスクリーン印刷(ゆうげんがいしゃやまがみすくりーんいんさつ)
所在地 〒078-8253
旭川市東旭川北3条6丁目3-19
電話番号 0166-36-1121
FAX 0166-36-4166
メールアドレス yamagami-s@k4.dion.ne.jp
ホームページ http://yamagami-s.com/
創業 昭和48年
従業員数 11名
業種 製造業
事業内容 特殊印刷

勤務条件

就業時間 8:45~17:15(うち休憩60分)
休日・休暇 土曜日 日曜日 祝日 年末年始 有給休暇 
加入保険 社会保険 厚生年金 雇用保険 労災保険 
定年制 なし
社内研修制度 なし
産休・育休制度 産前産後休暇あり 育児休暇あり 
転勤の有無 なし 

問い合わせ先

部署 代表取締役
担当者 山上雄司
連絡先 0166-36-1121 / 090-8275-5118