旭川機械工業株式会社

掲載日 : 平成28年3月15日
募集職種 : 1:機械加工技術者 2:製缶加工技術者
ステータス : 募集中 UIJターン歓迎 


昭和22年の創業以来、「かゆいところに手が届く」配慮の効いたオーダーメイド機械をつくり続けてきた旭川機械工業株式会社。
近年は自社製品の開発にも力を注ぎながら、喜ばれるものづくりへの探求を続けています。

「無いものは造る」の積み重ね

—常務取締役の関山真教さんにお話を伺いました。

オーダーメイドの機械は、ものによってはベースになる機械もまったくなく、空想の状態、ゼロからつくることもあります。
お客様から「こういうものが欲しいんだけど」と相談を受けて、打ち合わせを重ねながらイメージを膨らませて、図面を書くところから何度も試作を繰り返し、形にしていくんです。

たけのこの皮むき機も、もともとは小さいたけのこ用はありましたが、「太いたけのこ用はないの?」という問い合わせが何件かあったんです。調べてみたらそういった機械も全国どこにもなく、だったら造ってみようか、という事で造り始めました。

そういった歴史の中で、弊社が大事にしてきたのは小回りの良さというか、企業理念にもある「かゆいところに手が届く」ことです。創業当初から気配りというところで付加価値をつけてきた積み重ねが、DNAとして蓄積されていると思います。

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自社製品の開発へ

近年は、オーダーメイドのニーズにも対応していきながら、自社製品を開発して、全国に向けてPR・販売をしようという方向にシフトチェンジしているところです。
現在力を入れている3Dターニングマシンや竹の子等の皮むき機はこれから需要が増えて売り上げを占める割合が大きくなると見込んでいるので、自分たちが造ったものが全国で使用されるっていう意識を全員で共有して頑張っていきたいと思っています。

3Dターニングマシンとは複雑な3次元加工が可能な新たな木工旋盤で、7年前に試作開発を始めました。今とは形も違い、当初3年ほどは、全く売れなかったのですが、試行錯誤して現行の4代目のマシンで売り上げ実績を上げることができるようになりました。福岡や京都、飛騨高山からも注文をいただいています。機械のコンセプトとして、「障がいを持った方でも使えるようにしたい」というのが第一でした。刃物がむき出しの部分をカバーで覆ったり、カバーを開くと機械が止まるようになっていたりして、安全性をすべて見直しています。
また、複雑な形状加工ができる旋盤という要素を持ちながら、これだけの細かい加工ができる機械は他にはないですからね。
実際に障がい者施設に導入した実績もあり、どこへ販売しても恥ずかしくないような商品に仕上がっています。

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3Dターニングマシン

木工を3D加工できるということで熟練の職人さんではなくても細かい製作が可能になっています。職人さんが残した技術を三次元スキャナで取り込んでデータ化し、この機械で再現するということも可能です。
もちろん、人の手でなくてはいけないことは沢山ありますが、技術の継承が難しい製品を後世に伝える手助けにもなると思いますし、機械の利用価値を高め、上手く共存していく事で木工のすそ野を広げていけると思っています。

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—どんな人材を求めていますか。

やる気と向上心のある方であれば、機械的な知識はなくても大丈夫ですし、もちろん知識や経験のある方も大歓迎です。将来的には、今は外注しているソフトウェアの部分も自社製作したいと考えています。新製品の構想もあるので新開発に携わっていく人員も将来的には募集していきたいと考えています。

作業は常に新しくて、毎日おなじことをするというのはありません。同じ3Dターニングマシンを造るにしても、納品先によって仕様が変わってきたりしますから。
創業当初からオーダーメイドで機械製作してきた気質で、「できません」ということを言わないように心掛けています。こちらが提案する商品はあくまで標準的なものであって、お客様の細かい相談に小回り良く対応していきたいと思っています。そうでなければ弊社で造る意味がなくなってしまうくらいに考えています。ですから、柔軟な対応力のある方が良いですね。

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—どんな時にやりがいを感じますか。

こちらはお代をいただく方なので、お客様に対して「ありがとう」と伝える側なのですが、逆にお客様から「ありがとう」と言っていただけるのが嬉しいですね。
やりがいというか、造って良かったなというところに繋がります。

道内であれば、工場の人間も据え付けに向かって直接お客様と触れ合える機会はあるものの、道外となるとどうしても行ける人間が限られてしまいます。ですが今後は、実際に使っていただいているお客様の現場や展示会などに職員を連れ出して、そういったお客様からの感謝ですとか、自分たちの造ったものがどうやって使われているのか実感する機会をもっと増やしていこうと思っています。
そういう喜びも味わってもらいながらより良いものづくりへ、ステップアップしていってほしいと願っています。

ここ数年、弊社は新しいことにチャレンジしてどんどん変化しているところです。一緒に頑張って、新しい道を切り開く喜びを分かち合いましょう!

企業概要

企業名 旭川機械工業株式会社(あさひかわきかいこうぎょうかぶしきがいしゃ)
所在地 〒079-8453
旭川市永山北3条7丁目1番地11号
電話番号 0166-48-7261
FAX 0166-48-7263
メールアドレス m.sekiyama@asahikawakikai.com
ホームページ http://www.asahikawakikai.com
創業 昭和22年
従業員数 11人
業種 一般産業機械 製造
事業内容 産業機械の設計・製作

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