イハラ消防設備株式会社

掲載日 : 平成29年4月13日
募集職種 : 消防設備工事技術者
ステータス : 募集中 UIJターン歓迎 


生命と財産を守る消防設備の設計・施工・点検やその他弱電気工事に加えて、立体駐車場の点検業務を行なうイハラ消防設備株式会社は、感謝の気持ちを忘れずに高い技術を持って仕事に向かう専門家集団です。

防災に特化した技術で

—代表取締役社長の宮永憲一さんにお話を伺いました。

弊社は創業の昭和55年より消防設備の設計・施工をメインに防災に携わってきました。消防法により、グループホーム・学校・ホテル・デパートなど、施設の目的や面積などに応じて、自動火災報知設備や非常放送設備、消火器などの設置が義務付けられていますので、弊社は主に電気工事店様からの発注を受け、防災に特化した製品と技術で工事のお手伝いをさせて頂いています。
消防機器については販売業務も行っています。販売といっても、訪問販売等はいたしません。日ごろの点検業務で伺った際に、期限が迫っている設備等があれば、お客様が余裕を持って対応できるように入れ替えをご案内するのです。消防法が変わり新たに必須となる設備が発生したとしても猶予期間がありますが、期間が終わるギリギリでお知らせしたのではお客様も困ってしまいますからね。
また、工事部門では消防設備以外にも、弱電設備と呼ばれる一般放送・病院などのナースコール設備・テレビ共聴設備・パチンコ店などの音響・放送設備などの工事も承っています。

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会社を支える3本の柱

弊社には3本の柱があります。1つ目は“工事業務”で、消防設備の設計・施工、弱電設備の工事をまとめてそう呼んでいます。2つ目は“消防設備の点検業務”です。消防法により定期的に消防設備を点検し報告する義務がありますので、ご契約いただいた施設を日々点検する業務です。工事業務同様に2~3人のチームを組んで動くことがほとんどで、点検だけで1箇所に3日かかる事もありますよ。市外への出張もありますが、宿泊を要する出張はほとんど無いですね。

そして3つ目の柱が、“立体駐車場の点検業務”です。
初代社長の時代から弊社の仕事の幅を拡げるため新たに取り組んできたこの事業は、平成4年より立体駐車場のメーカーと業務提携し、メーカーで研修を受けるなどして全く初めてのところからスタートしました。当時いち社員だった私が初めて一任された仕事でもありましたが、今日まで20年以上の実績を積むことができ、平成28年には新たにもう一社と業務提携を結び、事業に更なる厚みが増してきたところです。
この3つの柱の業務は弊社の必修科目として、全社員にいずれも対応できるように経験してもらいます。消防設備の業務も駐車場の業務も24時間対応が基本ですが、具体的には“待機”といって電話を持ち帰り自宅待機し、夜間に要請連絡があった時出動するのです。これはスタッフ全員の当番制ですから、全員が3つの業務全てに対応できる必要があります。

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生命と財産を守る仕事

—日々の業務で心がけている事は何ですか?

非常時に生命と財産を守る大切な設備ですから、無くてはならない物なのですが、いかんせん“利益を生まない設備”ということで、どうしても二の次になってしまいがちです。大きな災害などがある度に防災に関する意識は高まってきましたが、まだまだ設置場所や使い方が認知されていないのが現状です。老人ホームなどの老健施設や病院での火災で亡くなる方が増え、消防法が変わるたびに施設側に負担が掛かったりしますので、日ごろから防災意識の改善を促す事も、私たちの使命の1つだと考えています。
何より、人命に関わる部分ですから、それを未然に防ぐ仕事に関わる緊張感を常に持って仕事に向かっています。

—どんな技術・資格が必要なのでしょうか?

消防設備の設計・施工には消防設備士という資格が必要になります。電気工事士の資格を持っていると、免除になる項目もありますので、取得し易くなります。立体駐車場の点検業務にも電気工事士の資格は必要ですが、弊社の場合は電気工事士も消防設備士も持たずに入社する社員が6割ほどです。資格は取得済みでなくとも、会社で必要と判断した場合は、入社してから費用の補助などを受けつつ取得してもらいます。消防設備士の取得には5年の実務経験が必要ですが、資格取得までも補助業務など仕事はちゃんとありますので心配いりません。
パソコンの操作はCADによる図面の作成・修正、報告書の作成などがメインで、それほど難しい事はありませんよ。普通レベルにエクセル・ワードが使えたら十分です。CADの扱いも入社してから先輩に教わる形で覚えられますので心配いりません。

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押し付けやトップダウンではダメなんです。

—社内の年齢構成や雰囲気はいかがですか?

40代が3名、30代が7名、20代が2名と比較的若く、長く勤めてくれている社員が多いです。
社内の雰囲気は、普段は寡黙ですが、年が近いせいか皆わきあいあいとしていますよ。会社で毎年6月に行う焼き肉や、日頃の飲み会の時の様子を見ても、結束を感じます。仲が良い事も嬉しいですが、弊社の理念を理解し、非常に責任感を持って仕事に当たってくれています。今のところ年中繁忙期の様に仕事が途切れないのは、客先で社員がしっかり仕事をしてくれているからに他なりません。
社員1人1人が力を発揮するためには皆で考え相談し合い、皆で解決すること。一方的な押し付けやトップダウンではダメなんです。全体会議や日々の朝礼の他に、終礼を行なっている会社はけっこう珍しいかもしれませんね。もちろん現場のある仕事ですから、5時半に全員が揃う事は難しいですが、居る者だけでも終礼は行ない、情報共有を心掛けています。

—この仕事のやりがいとは何でしょうか。

やってもやっても終わらない様に感じる現場が時々ありますが、「終わらない現場は無い」と乗り越えてきました。建物が出来上がった時の達成感はたまらないものがあります。出来上がった建物は残りますから、後から見る度に思い出しますよ。「あの現場は大変だったけど、頑張って良かったな~」と(笑)。
この仕事は、例えば燃えている物を消火するなど、解かりやすくピンチを救う仕事ではありませんから、中々その場でお礼の言葉をいただきづらい仕事かもしれません。それだけに、お客様や関わった業者から「ありがとう」と言っていただけた時は、ひと際嬉しいものです。

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元気に挨拶ができれば

—どんな方に来て欲しいですか?

UIJターンの方は大歓迎です。他の地域とは仕事のやり方・考え方も違うはずで、その良いところを取り入れていきたいと思っていますから、外で経験を積んだ方が来てくれたら嬉しいですね。
性格的な面では実際に会って話してみないと何とも言えませんが、1つ挙げるとすれば「元気に挨拶ができれば、それだけで良い」くらいに思っています。弊社の仕事では、どうしてもお客様のところに出向いていく事が多くなりますから、そこで良い挨拶が出来る人はたいてい、仕事もしっかりできます。

—応募を考えている方に一言お願いします。

ありきたりな「感謝」という言葉に対してもう一度考え、お客様へはもちろん、私から社員に対してや、社員同士でも、常に感謝の気持ちを持って働きましょう。
成り手が減っているという現状の中、10年後・20年後の防災業界を支えて行ける人材を、焦らず育てて行きたいと思っています。皆さんのご応募、お待ちしています。

 

企業概要

企業名 イハラ消防設備株式会社(いはらしょうぼうせつびかぶしきがいしゃ)
所在地 〒070-0866
旭川市住吉6条1丁目11番17号
電話番号 0166-52-4425
FAX 0166-51-0427
メールアドレス asahikawa@ihara-ss.jp
ホームページ http://ihara-ss.jp/
創業 昭和55年
従業員数 11名
業種 消防施設工事及び電気通信工事
事業内容 自動火災報知設備、非常用・業務用放送設備、テレビ共聴設備、インターホン・ナースコール設備、音響映像設備、電話設備、情報通信設備、学校教育関連設備、防犯設備、その他弱電設備工事、消防用設備保守点検管理業務、機械式駐車設備保守点検、特殊建築物及び建築設備調査、検査、定期報告業務、消火器販売、防災用品販売、消防用品販売

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