恒誠通信株式会社

掲載日 : 令和3年11月8日
募集職種 : 1:工事技術者
ステータス : 募集中 


1975年の創業より通信設備工事を中心に行う恒誠通信株式会社。お客様の求めることの更に先を読むきめ細かなサービスで北海道の情報通信ネットワークを支えています。社員同士のつながりも深くフランクで働きやすい職場環境も魅力です。

──代表取締役 小林隆太さんにお話を伺いました。
──恒誠通信株式会社について企業概要を教えてください。

恒誠通信は1975年に創業した会社で、私で二代目になります。ホテルや病院、オフィスなどの電話やパソコン類の通信設備工事を中心に、他にも防犯カメラの設置工事や銀行のATMなどの修理・メンテナンスなども行っています。
もともと社員として働いていましたが、2011年に代替わりして社長となりました。今日はスーツを着ていますが、社長になった今でも変わらず作業着で現場に行って脚立に上って工事をしています(笑)
以前も豊岡に会社を置いていて、その場所からこちらの社屋へ2014年に移動してきました。もともとは木工芸品を展示している建物だったらしいのですが、オーナーさんが取り壊しを考えていると聞いて、譲ってほしいとお願いしました。外観も工事会社らしくない見た目なので、お客様も「会社はどこですか?」って言って会社の前を通り過ぎて行くんですよ(笑)

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──今回募集されるお仕事の内容や職場環境について教えてください。

通信設備の設置・配線・防犯カメラの取り付けなどの工事全般を行う技術者です。
「電気設備」と「通信設備」の工事は一見同じもののように思えますが「電気工事」は建物を建てる際に作業することがほとんどで、私たちの行う「通信工事」は建物が建って家具類が入ったあとに作業することが多いです。通信設備の場合は機器メーカーの提示する寿命が約10年前後で、ネットワークケーブルに関しては高速化するために規格がどんどん新しいものへ変わっていくため、定期的なメンテナンスや交換が必要となります。
また通信設備の場合は他の地域ともすべて装置同士がつながっているため、どこかの地域で設定やケーブルの差し口を一つ間違うとそれが波及していってしまって全国的な通信障害につながる可能性もあるので、常に慎重な作業が求められます。

脚立に上っての高所作業などに対し、業界全体で年齢制限が設けられている現状もあるため、実際現場で動いてくれる人材としては若年層を中心に採用しています。ありがたいことに業界経験者の年配の方のご応募も多いのですが、そういった理由であまり現場作業に参加いただける機会がないため、実作業には携わらずに指導的な立場でご入社いただけるととても心強いなと考えております。

全員がリーダー 全員が管理職

社員の年齢層としては30代後半~40代がほとんどです。半数以上の方が未経験入社なので普通科高校卒業の方でもまったく問題ありません。
社長である私も含めて社員同士の横のつながりが強く、かなりフランクな雰囲気ですね。社員同士の年齢も近いので、役職ごとの””縦の関係””というよりは、Aさんがリーダーの現場にBさんがサポートに入る、Bさんがリーダーとして現場を持った際に今度はAさんがサポートに入る……というように年齢や社歴は関係なく、その現場によって上下のポジションが入れ替わる””横の関係””がメインになります。
社員全員を現場で頭としてやっていけるよう育成しているので、若いからといって現場を持たせてもらえないというケースも弊社では基本ありませんね。

勤務は基本的に日中帯で土日祝は休みですが、どうしても土日や夜でないと工事が難しい企業さまもありますので、平日や昼間に休んで土日、夜間に出勤してもらうことも月に1~2度ぐらいあります。
その代わり……なのかはわかりませんが、有給の取得率が高い傾向にあります。自分の好きなときに使ってくださいというスタイルなので、取得率は50%~100%で10日ぐらいまとめて取る方もいらっしゃいますが、それぞれが現場でリーダーになれる力量を持っているおかげで「●●さんがいないと現場が回らない」というようなトラブルもなく、互いにフォローし合って休暇を取れています。

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──最もやり甲斐を感じるのはどういうときですか?

工事をしたことで「便利になった」とか「使いやすくなったよ」という言葉をいただけるのはもちろんうれしいですし、お客様が何を求めているのかしっかりと内容を聞き、理想に合ったものを提案できてそれが実際に役に立った瞬間、一番やっていてよかったと感じますね。
たとえば防犯カメラひとつ取っても、左右にギュンギュン動くような性能のいい高いカメラもありますし、動きのないシンプルな防犯カメラもあります。お客様ごとに用途や予算がそれぞれあるので、その要望や内容をしっかり聞き取って最適な商品を提案するというのをウチでは大事にしています。

お客様が求めていることを実現できない工事に意味はない

お客様の求めていることのさらに先を読む仕事も大切だと思っています。
たとえば職員全員にそれぞれ個人端末を与えている会社では、社員の人数が増えると端末の数も増やさなくてはならないですよね。
その場合、個人端末の親機の接続上限台数を現在の社員数ぴったりに設定してしまうと、社員数が増えたときに親機の交換も必要になってきてしまいます。他の業者さんだと現状のぴったりの数までしか枠を用意しないので、まず親機の容量を増やさないといけない、容量を増やすためには大元の装置から変える必要がある……というようにだんだん作業も金額も大きくなっていきます。

私たちが作業する際には、最初にお話を伺ったときに「増える可能性がありそうだな」と、今後のことを想定して枠数に余裕を残した作業を行うようにしています。そうすることでいざ端末を増やしたいとなったときには子機の台数を増やすだけで済みますし、お客様の経済的負担も少なくなります。
そのときには必要なくても半年後一年後どうなるかはわかりませんから、多少の余裕を作っておくことは必要だと思います。

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実際にそのスタイルで工事を行っていたからこその、こんな成功事例もあります。

既に防犯カメラを2~3台設置してくださっているお客様から、他の場所にもカメラを増やしたいという依頼がありました。
防犯カメラというのは映像を録るカメラ本体と、そのカメラが録ってきた映像を記録しておく録画装置で構成されていて、その二つがケーブルでつながっています。
録画装置とカメラをつなぐ配線を天井裏に這わせるのですが、天井裏にはグラスウールというチクチクする素材が詰まっていて、天井を開けるとそれが降ってくるので、もし今後カメラ台数を増やすときにまた床を汚してしまうのは申し訳ないな……という気持ちもあり、最初の取り付け作業の際にすべての部屋の天井裏に念のためケーブルだけ置いておいたんですね。
その結果、工事1か月後に「やっぱり別の部屋にもカメラが欲しい」とお客様から連絡が来まして。それで「もう線は引いてあるのでカメラだけ買ってもらえればすぐ増やせますよ」とスムーズに話が進み、あのとき全部屋に配線しておいてよかったねとなりました。
現実的な話をすると、一度の工事の際に同じ線を1本引いても5本引いても費用面や工事にかかる労力はほぼ同じなんですよ。でも再工事になるとその費用と労力がまた必要になってしまう。
作業というのは休日や夜間……皆さんがお仕事を終えてからの時間にやることも多いので、出勤してもらうウチの社員にも負荷がかかってしまいますしね。そうなったときのほうがはるかに大変なので、今はカメラを置く予定がないという部屋にも念のため線だけ置いておくというのは仕事のスタイルとしてやるように心がけています。

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──会社の研修制度や指導スタイルなどを教えてください。

入社後はいきなり現場に出ることはなく、まず作業の流れを説明してくれるお手本のVTRを一通り見てどんなことをやるのかをとりあえず知ってもらっています。
その後に現場へ行って実際の工事を半年ぐらいのあいだ付きっきりで一緒にやっていきます。電話工事の方法を覚えたら次は防犯カメラの工事……というように分野ごとに順を追って学んでもらい、だいたい入社後1年間ぐらいじっくり時間をかけて指導をしていきます。
焦って詰め込んでもどこかで漏れが出てきてしまいますし、学校で通信設備の仕組みを学んでも、実際に現場に入って工事をするということは誰しもが初めての経験ですから、会社に入って工事を行っていくなかで現場のルールや動き方を少しずつ覚えていってほしいと思っています。
どうしても「通信」とか「IT」とか「ネットワーク」と聞くと難しそうだし未経験は入りづらい業界かな、と感じてしまう方も多いと思うのですが、そこまで高度な技術や専門知識が必要な場面は稀ですし、もっとカジュアルな気持ちで興味を持ってもらえたらうれしいですね。
今いる社員もほとんどが未経験からスタートして、自分の現場を持てるところまで成長しています。資格を取ると手当もあるのでどんどん新しいことへチャレンジしてほしいなと思います。

企業概要

企業名 恒誠通信 株式会社(こうせいつうしん かぶしきかいしゃ)
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