北海道地図株式会社
川越雄太さん

旭川出身で、以前は札幌で広告の制作をされていた川越雄太さん。
旭川に戻ってきた際、先輩の声かけもあり、前職の経験を活かせる、北海道地図株式会社のデザイン課に就職しました。

北海道地図株式会社

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鳥瞰図や動画、ペーパークラフトまで幅広く

—やっぱり地図となると違いますか?

そうですね。前は電車の中吊り広告やポスターなど、いわゆる広告物をつくる仕事でした。大きいくくりではデザインをする仕事ということですし、実際に製作するときに使うパソコンやアプリケーションはあまり変わらないんですけど、つくるものが今とはまったく違いました。
技術的なことは前職のときにある程度身につけていましたが、地図製作のノウハウは一切なかったので、そういったことを今まさに勉強しているところです。

—デザイン課の仕事は具体的にどのようなものですか?

地図にもさまざまな種類があって、いわゆる一般的な地図以外のものもたくさんあります。そういったものはだいたいデザイン課が担当して製作しています。
グラフィカルなもの、見た目の華やかさが求められるものはデザイン課でやって、特定の用途に特化した業務用の地図は別の部署でやるというように振り分けをしています。
例えば上空から見下ろしたような「鳥瞰図」や地形のデータベースを使った映像制作などはデザイン課で手がけています。守備範囲はけっこう幅広くて、何でもやる会社の中のさらに何でも屋みたいな部署がデザイン課ですね。

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デザイン課が手掛けたペーパークラフト

異職種の人たちとの触れ合いが、すごく刺激になる

—測量の資格も取ったとのことですが、今の仕事に役にたっていますか?

測量の資格を持っているデザイナーというのも珍しいと思うんですけど、これから実際に測量する機会があるかもしれませんから…(笑)。
業務に必須というわけではないですが、理解を深めるために取得しましたから、もちろん仕事に活かせそうなことはありますね。具体的にこれっていうのはうまく言えないですけど、基礎的なところを覚えた上で、チューニングしていくという方法は地図調製に通じるものがあると思います。

—今の仕事に就いてよかったと思うのはどんな時ですか?

弊社にはA0サイズまで印刷できる大きな印刷機もあって、システム開発もデザインも全部できて、しかも、地図のデータベースも持っていますから、ワンストップで最初から最後までいろいろなものを作ることができて、いろんな技能を持った人もいます。デザイナーがいて、プログラマーがいて、印刷の職人さんもいて、自分と違うことをやっている人が身近にいて気軽に話しができます。前職では周りにいるのはデザイナーが多かったのですが、弊社では今まであまり触れ合うことのなかった職種の人たちと話しができるので、すごく刺激になりますね。

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地図という媒体は、以前にやっていた広告に比べて情報量が段違いに多いですから、より正確性を求められます。気の配り方が以前と同じようだとミスが起きてしまいますから、より集中して緻密に作業を重ねていかなければなりません。その分、最後にお客様に製品を納めたときには、達成感を感じますね。制作に1年くらいかかるものもザラにありますから、やり終えたときは本当にほっとしますね。

—応募を考えている方にメッセージをお願いします!

弊社は堅い社名とは裏腹に、率直な意見を言い合えるオープンな雰囲気のある会社です。積極的に新しいモノにチャレンジしたい人にはとてもよい環境だと思います。一緒に働けることを楽しみにしています。

 

北海道地図株式会社